ブレックファスト・クラブ、特別な日常

おはようございます。行きたいときに限ってラーメン屋閉まってる。

 

もうすぐ夏も終わりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。まだ宿題が終わってない人もいるかもしれません。徹夜すれば間に合うから徹夜しな。みんな、夏休みの宿題を徹夜で終わらせて、大人の階段をまた一つ登っていくんだよ。あと、宿題は忘れたって言うと取りに帰らされる時もあるから、やってないって言ったほうが身のためだよ。

 

今日は、こんなことを話したいわけじゃないんです。見たんですよ。映画を。ブレックファスト・クラブを。どうもこの作品、アメリカではcult classicと呼ばれているそうです。見ない人はいない名作って感じでしょうか。私は見たことなかったけどね。ピッチ・パーフェクトに本作のワンシーンが映ってて、私はそこから興味を持ちました。若者が主役の映画なので、ピッチ・パーフェクトで引用したのはそういう意図があったのかな。

 

そろそろブレックファスト・クラブの感想書いていこうかな。分かってると思うけど、この記事にはネタバレがある。もし、うっかりネタバレを見てしまっても私を責めないでほしい。だって、感想ってそういうものだから。

主役は、高校生の5人。ガリ勉、体育会系、不良、お嬢様、不思議ちゃんという、よくもまあ個性的なメンツを揃えたもんですよね。個性ばかり目につきますが、5人にはちゃんとした名前があります。ブライアン、アンドリュー、ジョン、クレア、そしてアリソン。90分もある映画なのに、名前が全然覚えられなかった。不良のジョンは全く名前で呼ばれないので、なおさら覚えられない。人の顔は、結構覚えるのに自信があるんですけどね。ほんとに、名前が覚えられないわ。

脇役に先生と清掃員の人が出てくるんですけど、この人たちがいいアクセントになってます。こういう言い方すると、ちょっと通みたいな感じに見えるね。彼らによって、大人の視点が語られます。先生の方は、生徒を完全にステレオタイプな見方をしてますが、清掃員の方はちょっとばかし理解があるようなないような。大人は大人で苦労してんだぜと言わんばかりですが、生徒からしたら知ったことではないですよね。「大人になると心が死ぬ」は、少々言い過ぎのような気がしますが、凝り固まった見方しかできなくなるのかもしれませんね。結局、俺たちも大人になっちまうんだという諦めの境地に達していて、悲しくなってしまいました。心の死んだ大人になりたくねえよなあ。いつまでも頭のおかしい人であり続けたいものです。

 

それじゃ、主役の印象とか書いていこうかな。

まずは、ガリ勉のブライアン。らしいっちゃらしいけど、思ってたほどガリ勉とは思わなかったな。喧嘩の仲裁をしようとしたり、マリファナに興味を示したりするのを見ると結構普通の一般人感あるよね。妙に生意気なところとかムッツリなところは、いかにもガリ勉っぽい。本作のキャラクターを見る上で重要な要素に家庭環境があります。ブライアンの場合は、お勉強ができる子らしく、成績に厳しい親に悩まされているわけです。成績でとやかく言われるのは嫌だよねえ。私はそういう経験ないけど。数学で赤点取っても、頑張ろうなくらいにしか言われなかった記憶がある。ブライアンより良い親を持ってすまない。

月曜になっても今のように話せるかというブライアンの問いは、なかなか難しいものです。カースト云々より、こういう一瞬仲良くなるみたいなタイプは、後日合っても挨拶くらいしかしなくなっちゃうよね。向こうが話そうとするなら拒否はしないけど、友人のように振舞えるかと言われたら非常に難しい。カーストが違っても友人であり続けることを誓い、その人自身を見ることができるブライアンは、本当に優しい子だと思います。

 

お次は、体育会系のアンドリュー。好青年って感じですね。ジョンからちょっかいをかけられるクレアを助けてるシーンが多くて、その印象が結構強い。喧嘩になりそうなシーンで、ジョンを一瞬で取り押さえてるの笑っちゃった。ああいうのって、普通不良が勝つんじゃないの? やっぱスポーツやってるやつは違うな。見ての通り、私は勉強のできないブライアンタイプ(最悪すぎる)なわけで、体育会系の心理なんかこれっぽっちも理解できません。ごめんな。厳しい親っていうのが、あまりにも当てはまらなさすぎて。自分の意思がないっていうのは、分からんでもないけどね。悪いことをしないから、親ががっかりしてるんじゃないかって考えちゃうの辛い。そんなやつ親として見なくていいよって言いたくなるけど、子どもにとって親の存在って大きいですからね。私はそうでもないけど。親に関する悩みがあまりに無さ過ぎて、全くアドバイスできないわ。すまんなアンドリュー。アリソンに素敵だと素直に伝えられる君なら、きっといいことがあると思うよ。私の知ってる体育会系より百倍性格いいから安心してくれ。

 

男子最後は、不良のジョン。ちゃんと自分の名前をアピールしてくれないと覚えられないよ。この子がいないと、この映画は回らないくらい重要人物ですよ。学校もので不良ってだけでもう勝ちみたいなところある。いろんな人にちょっかいをかけては、煙たがられるジョン。しかし、例に漏れず彼も家庭環境が厄介なことになっています。不良が作られる原因としては結構ありがちですけど、親からの虐待ですね。これも私は身に覚えないから分かりませんね。同情しかできない。親の出来が悪いと子供がこうなってしまいますから、育児って大変なんでしょうね。クレアにやたらとからかいますが、小学生が好きな子にいじわるするのと全く一緒と思うと、何だか可愛らしい気がしてきます。寂しがりな子なのかもしれない。友達のことを悪く言われると怒るので、そういうのは大事にするタイプなのかと少しばかり驚いた。ピッチ・パーフェクトで映っていたのは、エンディングで彼が手を掲げるシーンだったと思います。ある意味、本当の主役。

 

女子の感想も書いていきます。お嬢様のクレアさんから。なんでお弁当が寿司なの。ここがほんとに気になってしょうがない。もっと何かあったよね。日本で寿司をお弁当にしてるやつ見たことないけど、アメリカではそういうのが流行ってたのかな。まあ、寿司は置いておきましょう。クレアさん、めちゃくちゃ処女いじりされてたのは、さすがに可哀想だった。全体的にクレアだけいじられるシーンが多かった気がする。お嬢様に恨みでもあるのか。この子は、親というより友達との関係がしんどいって感じですかね。男性とは違う、女性としての見栄を張り続けるのが大変ってこと? そこらへんは分からんけど、頑張ってね。あれだけちょっかいをかけてきたジョンに惚れる乙女心は、まさしく複雑怪奇。自分の悩みを吐き出したり、真っ向から否定されたりしたことが、クレアの心を相当揺さぶったんだと思います。クレアさん、悪い男に引っかからないようにね。ちょっと心配ですね。

 

最後は、不思議ちゃんのアリソン。こんなこと言うの失礼だけど、オタクに刺さる雰囲気だなと思いました。不思議ちゃんにしても、なかなか癖が強くてビビった。あの弁当はなんだ。砂糖をぶちまけてコーンみたいなのを挟んで食べてたけど。あのシーン皆ドン引きしてて笑った。ジョンが出したナイフをしれっと回収、ロッカーの鍵を回収と手癖が少々悪い様子。性的虐待があるとかないとか言ってましたけど、結局嘘だったのかな。あの場面で嘘つくとも考えにくいけど、このキャラならありえなくないのが怖い。ここまで変人らしい変人ってこの世に存在するのかな。みんな自分を隠すのが上手だから、なかなかおかしいところを見せてくれませんね。あたしゃ悲しいよ。クレアにメイクをしてもらってからは、一段と可愛らしい姿になりました。思わずアンドリューも見惚れてしまうほどです。私的には、髪下ろしてボサボサの時の方が好きかな。この子くらい自由奔放に振舞えるようになりたいものです。

 

先生が5人に出した、自分とは何かという作文。私、実はこれを書いてるんですよ。勘のいい人ならわかりますね。そう、このブログがその作文というわけです。文庫本くらいの文字数あるから、私の人となりがこれでもかというくらいよく分かりますね。まあ、半分くらいは私じゃなくてコンテンツの話をしてるんだけどね。皆さんもブログを始めて、自分を知っていきましょう。でも、半年続けたところで自分がどういう人間なのかさっぱり分からないから、人間は文章で表せるものじゃないのかもしれない。人間って難しいですね。

とにかく、心の死んだ大人になって一方的なものの見方をしないようになりたいね。優秀なまとめ。このブログが更新されなくなった日が、心の死んだ日になることでしょう。私も大人にならないといけないのかな。大人って本当に悪いシンボルですね。とりあえず、その日が来るまでは反抗期を続けましょう。子供なので夜更かししてしまいました。もう寝ます。おやすみなさい。

 

今日のご飯 チキンカレー