グレイテスト・ショーマン 歌がもたらすエネルギー

おはようございます。雨の勢いが強くて外に出られない。

 

もうすぐ一年も終わるということで、最後に映画を一本見ました。グレイテスト・ショーマンです。一年の最後に鬱々とした映画を見るわけにはいかないので、ここはしっかり感動できるものを選びました。実際、感動できる系の内容で良かった…。それでは、これから感想書いていくので、ネタバレに気を付けてくださいね。

 

 

 

 

 

 

掴みバッチリ! 最高! みんなが聴きたいであろう、The Gratest Showを初っ端からやってくれるし、華々しいサーカスに目を奪われる。まるで、サビから入る歌みたいなブチ上げかたでした。回想なのかどうかは分からないけど、きっと最後にまたやってくれるんだろうなという期待も抱かせてくれる。ラ・ラ・ランドも最初に歌から入ってたけど、ミュージカルはこういうもんなんですかね。

 

先ほどまでの華やかなサーカスは、子供の想像だということが分かります。よく、子供が楽器とか服を見て、自分もこういう風になりたいな…って感じのシーンよくありますよね。あれ見て、あるあるってなる人いるのかな。田舎に住んでると、そもそも楽器やお高い服が並んでる店を見ないからピンと来ない。でも、ああいうシーンを頻繁に見るってことは、向こうだとよくあることなのかもね。

美少年が歌ってらあと思ってたら一気に渋い男前が出てきてビックリ。ヒュー・ジャックマンかっこいいねえ。歌は本人が収録したのかな。向こうの俳優さんは歌も上手いのか…。少年時代から、作中でフリークスと呼ばれる人との接点があったんですね。リンゴみたいに形に残るもの、伏線になりがち。

 

美術館を買い占めてからやることがユニークな人たちのサーカスとは思わなかったな。予告とか全然見てないから、こういう風な感じなのかと少し意表を突かれた。まあ、小人症の人が出てきたりと前準備があったから、全く不自然なことは無く、そうなるかという納得が後からやってきました。華々しく見えるけど、やってること見世物小屋っすよねあれ。やっぱり、演出って大事ね。

カーライルの登場でどういう風に物語が動くかなと思っていたら、早速スカウトしてて笑ってしまった。主人公のバーナムが結構自信家で口も達者だから、話が進むのが早くていいね。意外とこういう性格の主人公見ない気がするから、新鮮味があっていい。カーライルくん、上流階級にありがちな底辺層を見下しまくってるダルいキャラになると思ってました。ごめんなさい。めっちゃ好青年だったね。むしろ、バーナムの押しが強いから遠慮するシーンもあったりと苦労人ポジですらあった。私の中で上流階級に対する先入観があったようです。反省反省。

スカウトする時の曲、The Other Sideが結構好きなんですよね~。めっちゃかっこよくない? 自分の思いをぶつけ合ってるような曲調と映像がたまらないんじゃ。器用にカクテル(?)渡したり、床を掃除してるバーテンさんも見どころです。全編通して一番好きなのはここかもしれない。

 

キーパーソンはむしろジェニーの方でしたね。ジェニーと出会ってからバーナムのコンプレックスが刺激される出来事も起こり、これまで一緒にサーカスをやってきた仲間よりも彼女を優先するようになってしまいました。結局、公演も中止になるし、彼女の与えた影響は大きかったなあ。妙にテンポよく話が進むなあと思ってたんですよ。こういうことだったか。流れで劇場まで燃えるし、あそこの畳みかけ凄かった。あんな勢いでいろんなもの失くしたら廃人になってしまいそうですけど、バーナムのメンタルがあまりにも強すぎるからなんてことはなかった。

サーカスといえばテントのイメージが何故か自分の中であるんですけど、やっぱり劇場よりテントの方がしっくりきますね。最初の空想がようやく現実になって帰ってきて、もう満足ですよ。カーライルくんもサーカスに出ることができて良かった。最高の好青年、ありがとう!

 

この作品は、今まで見てきたミュージカル映画の中で一番楽曲が印象に残りやすかったですね。私の好きな曲は、The Greatest Show、Never Enough、The Other Side、From Now Onの4曲です。The Greatest Showは映画を代表する曲だけあって、気合の入りようが違いますよね。映画以外のとこでもたまに聞くことがあるくらいだから、かなり認知度は高い方なんじゃないでしょうか。曲も印象に残りやすいしね。というわけで、OSTAmazonで購入いたしました。届くのが楽しみでございます。

 

一年の終わりに見る映画としては完全に正解だった。ストーリーやキャラクターだけでなく、演出、音楽、映像など、あらゆるものをまとめた勢いの力でぶっ飛ばしてくれる。こういうのが見たかったんだよ。差別的なテーマを取り扱うのにミュージカルは多分相性がいい気がしますね。いろんな人がいるけど一緒になって楽しもうぜ! ってメッセージを響かせるのには歌が一番です。あまりくどくど言わずに態度で示してる感じが好感持てる。今年も終わるし、映画見とこっかな~って人におすすめです。

 

いい映画でした。やっぱ勢いって大事だね。これは映画館で見た方がさらに引き込まれたでしょうね。家でも見ても充分面白かったけど、音響の違いが気になってくる。気になる映画はちゃんと見に行かないといけませんね。来年もいっぱい映画見ようと思います。

来年一発目の映画どうしようかな…。これまた鬱々としたものを見るのは気が引けるし、グレイテスト・ショーマンみたいな感じのやつがいいな。ミュージカルに限らず、勢いで見れる映画…。アクションかなあ。ま、来年のことは来年考えましょう。鬼が笑い出します。それでは、今日はこの辺で終わりにしましょう。さようなら。

 

今日のご飯 チョコスティックパン