楽器の教え:ドラム編

おはようございます。また天気が崩れてきそうで悲しみの舞を踊っている。

 

ドラムといえば、ハイハット、スネア、そしてバスドラムの三つがメインですよね。ドラマーからしたら、全部メインだろ! とか言われそうでヒヤヒヤしてるんですが、とりあえずそういうことで話を進めさせてください。シンバルは、小節の始めとか終わりに置けば場面転換に使えます。ただ、タムの使い方がいまいち分からない。フィルインで使うことは分かるんですけど、他の場面でどう使えばいいかさっぱり見当もつきません。存在感はスネアが担当してるし、ビートはハイハットに任せたらいいし、タムの使い道とは…。やめろ! 石を投げるなドラマー! 

そういえば、私にはドラマーの友人が二人もいるのをすっかり忘れていました。そこでタムのイケてる使い方を教えてもらうことに。フィルインはもちろんのこと、ハイハット代わりにタムを叩くことで重みのあるビートを刻むことができるようです。さすがドラマー。楽器は、できる人に聞くのが一番手っ取り早いね。でも、私はクラリネットの使い方聞かれても絶対教えないぞ。

教えてもらったことを練習すべく、今日はフロアタムを積極的に叩く曲を作りました。出来上がったものを友人に聴かせたら、これで合ってるというお褒めの言葉をいただきました。楽器の知識が曲作りに深く関わってきますね。そりゃそうだろと言われそうですが、思った以上に自分が楽器を知らないってことを知るのも大事なことです。無知の知。また一つ賢くなってしまった。作曲練習も一年くらい続けば、もうちょいレベルの高いものも作れるかな。

ドラムに関しては、今後も友人にその都度聞こうかなと思ってます。耳で聞くのと実際叩くのは天と地の差がありますからね。感覚を掴んでる人ほど強いです。ギターとシンセが得意な友人もいたら、もっと作曲も捗りそうな気がします。自分で楽器やった方が早いのでは…? いや、他人から教わる方が上達も早いので、やはり楽器の得意な友人が必要です。ギターとシンセ上手い友人なんて見たことないけど、きっとどこかにいるはず。はやくきてくれ~。

 

今日のご飯 牛カルビ定食

すれ違おう、街角で

おはようございます。夏の天気も慣れてきてあんま書くことないな。

 

石の裏のダンゴムシのようにひっそりと隠れながら書いているブログのはずでしたが、SEKIROや平沢進の記事、またそれ以外の記事によって多少なりともアクセスがあるようです。自分のためのブログだからと思っていても、やはり何かしら他人の足跡が見受けられると案外嬉しいものですね。ヒラサワのフジロック感想に関しては、Twitterで取り上げてくださった方もいたようで感謝感激。まさか私がエゴサをすることになるとは、今までの人生で微塵も思いませんでした…。半年続けるとこうなるのか。

もっと賢い人ならば、アクセスを見越して何らかのリンク(私ならTwitterのアカウントかな)を貼ったりするものなのでしょう。ただ、この廿城形成断層においては、私だけの閉じた空間であり続けたいのです。空気が循環してはいけません。永遠に密室であることに意味があります。繋がる時代だからこその遮断です。私は書くだけ。皆さんは見るだけ。決して交わらないことが肝要です。まあ、Twitterのアカウントがバレたときはその限りじゃないかもしれない。

 

あと、あんまりフォロワーを増やしたくないっていうのもあります。ヒラサワのような他人に提供できるものがある人は、フォロワーをもっと増やした方がいいと思います。しかし、私のように消費することしかできない人間にフォロワーがいても宝の持ち腐れです。何も提供できないのでは、フォローしていただいている意味がありません。これを解決するには、私が何らかのコンテンツを不特定多数に提供できるようになれば良いということになります。ブログは除く。

 

となると、今やっているのは作曲練習がそれに当たるようになるかもしれませんね。作曲には、様々な機材が必要なのは分かっていましたが、どうもオーディオインターフェースとやらはさすがに持っていた方がいいらしいです。これにDAWがついてくるのもあるらしくて、それを買おうかなと目下検討中。Studio Oneがついてるやつがいいな。正直、私の手に余るものになってしまうかもしれませんが、将来への投資だと思うことにします。まだまだ、まともな曲という曲は作れませんが、それなりの曲が作れるようになったら、ここに載せたり音楽系のサイト(詳しくないから分からない)にアップロードしてみたい。

 

今日は、ちょっとよく分からない記事になってしまった。素直にアクセスが増えて嬉しいとだけ書けばよいものをこうもくどくどと…。ブログを始めた当初は、アクセスされることすらあり得ないと思っていたのでお許しを…。最近はNoteの方が主流だと思いながらも、はてなブログを選んだ時点で諦めていた節はありますよね。とにかく、アクセス数がちょっとやそっと増えたくらいで媚びた記事を書く気はさらさらないので、そこらへんは安心していただきたい。誰に向けて言ってるんだか。ええい、もう終わり! 自分語りで1000字以上使うと思わなかったわ。じゃーな!

 

今日のご飯 ヒレカツ

無の連綿

おはようございます。エアコンは、身体の一部となりつつある。

 

映画の次の日は耳コピをすると相場が決まっています。今日も作業を進めていました。音の数は割と少ないけど、音色が再現できなくて大変でした。フリーソフトを使ってるからってのもあると思うんですけど、使えそうな楽器が少ないんですよね。私が欲しかったのは明るい鐘の音だったのですが、全然見つからない。やたら暗いというか、常に音がぶら下がった不気味な鐘しか見当たりませんでした。やっぱりお金貯めて製品版買おうかな…。でも、技術が低いと宝の持ち腐れ感あるしな…。どうしよっかな~。

 

最近は、3時に寝て11時に起きるというサイクルが出来上がっております。私の適正睡眠時間は8時間らしいです。ご飯は相変わらず一日一食ですが、前よりもお腹空かないというか空いても何ともなくなってきました。多分、小説読んだり作曲作業したりしてるから、集中できてるんでしょうね。でも、ブログを書いてるとき(まさに今)はちょっとお腹空いたな~って思わなくもないです。集中して書いてないのかもしれません。

集中が明らかに途切れてきた気がするので、もう今日は終わっていいですか。まだ1時だけどそこそこ眠いし。最近、やたらと記事が長くなりすぎなんですよね。前は、1000字いったら長いね~ってレベルだったじゃないですか。映画を見る間隔が早くなり、小説を読む時間も増えたから、自然と感想回になってしまうんですね。記事の書き始めはあんまり書けないかもと思っていても、書いていくうちに結構感想が浮かんできます。逆に、感想回じゃないとこんな感じですよ。ネタがある時とない時の差が激しすぎる。ブログの記事が長くなってきているという文句が連なり、結局記事がさらに長くなってしまうという憂鬱。憂鬱ってほどではないけど。

いい加減終わりましょうよ。あ~、でもTwitterのフォロワーが無駄に増えてしまったことも書いておきたい…。いや、またこんどにしましょう。もう終わり! さようなら!!!

 

今日のご飯 牛丼

ショーシャンクの空に、石穿つ雨の祝福

おはようございます。エアコンの性能が良すぎて27℃でも涼しい。

 

人生で一度はしてみたいことランキング上位に挙げられるものの一つに脱獄があります。脱獄って、どうしてあんなに心惹かれるのでしょうか。そこには、自由を勝ち取るドラマがあるからです。私は、この世から脱獄したいですね。

はい。というわけで、「ショーシャンクの空に」を観ました。ネタバレがあるなんて毎度書くこともないと思いますが、これを書くか書かないかで人生が分かれてしまう人がいるかも分かりません。念には念を入れてネタバレがあることを明記しておきましょう。

 

これは、良い映画でしたね。模範的な面白さというか、正統派ですよね。先日の、未来世紀ブラジルが飛び道具的な面白さだったこともあって、余計面白く感じました。普通にストーリーが進んでいき、表情豊かなキャラクターもいて、勧善懲悪も果たして、最後はハッピーエンド。これが傑作でなくて何なのかといったところです。見た後の満足感が半端じゃなかった…。まず、こういう作品をある程度見てから未来世紀ブラジルとかを見るべきですよね。順序を間違えてるような気がします。

 

とりあえず、中身の話を少しずつしていきましょう。無実の罪で刑務所にぶち込まれたアンドリューが脱獄するっていうストーリーなわけですが、脱獄シーンが思ったより短かったのが印象的です。最初にロックハンマーやポスターを仕入れてもらったときは脱獄するんだなって感じだったのに、刑務所内のイベントが多くて脱獄する気がないものだと思い込んでいました。いや~やられました。20年近く耐え続ける精神力は、ぜひ見習いたいですね。私もブログを20年続けられるかな?

いよいよクライマックスだってところで、どこらへんで切るのかドキドキしながら見てましたが、ちゃんと二人が再会したところで終わってほんとに良かった…。人によっては、バス? に乗ったところで切りそうな雰囲気ありましたからね。素直なハッピーエンドはやっぱりいいですね。心が晴れ渡りますよ。たまには、こういう映画も見ないとね。未来世紀ブラジル裏切りのサーカスミリオンダラー・ベイビーと、曇天のような空模様でしたから、梅雨明けと共にちょうど晴れた空を見たかったんです。ちなみに、次に見る映画はLEONです。また、曇ってくるかな。どうだろう。見てのお楽しみですね。

 

個人的に、脱獄はチーム戦というイメージが強いです。おおかた大脱走の影響でしょう。そういうのもあって、アンドリューが一人でひっそりと脱獄の準備を進めてて意外でした。ただ、道具を集めるってだけじゃなくて、自分の能力を活かして脱獄をしたり、刑務所内の立場を優位なものにするところがカッコよかった。名前覚えてないけど、主任の贈与税をアドバイスしてやるところの立ち回り凄いよね。賢いだけじゃなくて、胆力も備えてるところはまさに主人公って感じ。脱獄自体は一人でやったけど、周りに仲間ができて信頼もされるし、刑務所に入る前もめちゃくちゃ優秀だったことが伺えます。アンドリューに対して攻撃的な態度を取った人間が、それぞれ暴行を加えられたり捕まったりしてて非常に気分良く見れました。聖書の中をロックハンマーの形にくりぬいてたところ好き。

 

映画の中で好きなシーンはあれですね。フィガロの結婚をかけるシーン。刑務官も囚人たちと一緒に聞き惚れてしまってるのが面白い。所長が駆けつけても悠々としてるアンドリューかっこよかったなあ…。人の心からは奪えないものがあるっていい言葉ですね。もし、私が投獄されたときには、ipadとか調達してもらおうかな。刑務所でも音楽聴いてたいからね。

他に印象深いシーンといえば、脱獄後に雨を全身で浴びるとこかなあ。本作の代名詞ともいえるシーンだと思います。両手を広げて胸を張るポーズをすれば100人に1人は、ショーシャンクの空にじゃん! って言いますよ。ついにこれを見る時が来たのか…と勝手に感慨深くなっていました。ポスターとかが朝日のような色をしていたので、明け方に脱獄するもんだと思ってました。実際は、真夜中の土砂降り。ちょっと意外でした。

 

ナレーション兼レッド役のモーガン・フリーマンは、ほんとにいい役者さんですね。ミリオンダラー・ベイビーの時もそうでしたけど、あれほどナレーションがばっちりハマる人いるもんなんですね~。ただの調達屋に終わらず、レッドもアンドリューとの交流で変わっていくところが良かった。仮釈放に対する態度やブルックスとの対比によって、彼自身がアンドリュー以上に希望の象徴のように見えました。仮釈放の時にあんなぶしつけな態度をとっても許可してもらえるんですね。私が仮釈放される際には、ちょっと偉そうにしてみたいと思いました。とにかく、脱獄したら自由だ~! ってだけじゃなくて、ムショ暮らしが長すぎて外が怖いということも描かれてましたね。閉じた世界から急に外に放り出されても困まるだろうし、そういう悩みもあるんだなあって感じ。知見を得てしまいました。

仮釈放違反でちゃっかり罪を重ねていますが、あれだけ長く服役して新たな目標もできた人に刑務所へ戻れと言える人がどれだけいるでしょうか。本作やミリオンダラー・ベイビーを見ると、法にも射程範囲というか限度があるよなって思います。結局、人が作ったものだし万能ではないってことですね。倫理観は、法にも勝るような気がしてなりません。法で縛った方が良い場合がほとんどですけど。ここらへんは、学者さんに考えてもらいましょう。

 

本作は、主人公が脱獄してやったーで終わらず、随所にメッセージを残しています。最終的なメッセージとしては、どんな苦境でも希望を抱き続けることが大事といった感じですかね。刑務所を学校や会社に置き換えて考えてみるのもいいかもしれません。取り扱った舞台は、たまたま刑務所だったけれども、結構普遍的なテーマのような気がします。アンドリューのひたむきさ、粘り強さを見習って生きていこうと思いました。

 

らしい感想文で締めることができて満足です。最近、感想系の記事がやたら長くなりがちなので、そろそろここらへんで終わっておきたい。ほんとに良い映画だったので、もし見てない人がいたら今すぐ見た方がいいですよ。棺桶にDVDを入れてもらいたくなるくらいに良い映画でした。今後も、ブログをこつこつ続けようという思いが沸き上がったところで終わりましょうか。それでは、シワタネホでお会いしましょう。さようなら。

 

今日のご飯 味噌カツ丼(価格の割に異常な美味さだった)

登れよ階段を

おはようございます。完全に夏ですね。これは暑い。

 

映画、耳コピ、小説、作曲でローテーションを組んでるという話をしたと思います。(ほんとはゲームもローテーションに入ってるけど、今はMHWのアステラ祭があるから除外。)この中で唯一気が乗らないものがあります。それは、作曲です。やることが明確に決まってないっていうのと、単純に上手くいかなくて面白みがないのも相まってやる気が起きないんですね~。何だかんだやり始めたら止まらなくなるので、いやいや思ってるのは表面だけなのかも。結局、手を動かさないと全く上達しないというのが真理なんですよね。ただ、曲を作ってても、これほんとに上達してるのか…? と疑問に思うときが多々あります。どうすれば解決するんだろう。こういうのって、ある程度練習をこなしてたら、いつの間にか上手くなってるやつですからね。吹奏楽もそうだった。おっ、なんか曲作るの上手くなってきたなという実感を得るまで作るしかなさそうです。一応、Twitterにあげたり友人に聞かせたりはしてます。友人は、いつも怖い怖いしか言いません。そんな怖い曲を作ってるつもりはないんだけど…。

やる気が起きないとか言いながら、今日もまた一曲完成させてしまいました。これまでで最長の一分半の曲に仕上がりましたね。一般的な歌は4分くらいありますけど、あんな長い曲は天地がひっくり返っても作れる気がしないです。30秒くらいでも結構満足しちゃう。まあ、訓練を続けたら長い曲も少しは作れるようになるかもしれません。次の曲は、友人が怖いと言わないようなイケイケのやつを作るぞ~。

 

今日のご飯 塩キャベツ丼

タイタンの妖女、単時点的な彼ら

おはようございます。日陰に入ったとき一瞬涼しくなるやつ。

 

皆さんは、全ての物事はそうなるように定められていると、運命に従って生きているだけだと知ったらどう思いますか? こんな導入では、ついにこいつも情報商材に手を出したのかと疑われそうですが、そうじゃないんです。待ってくれ。

何を隠そう、今日はタイタンの妖女を読み終わったわけなんですよ。アクション映画を見終わったら、自分がヒーローのような勇敢な人物だと思うように、ラブロマンスを見たら(私は見ないがね)素敵な恋をしてみたくなるように、コンテンツに触れたら多少なりとも感化されるでしょう。そういうことです。私の答えは最後に話すとして、まずは本の感想から始めましょう。聞くところによると、この記事にはタイタンの妖女のネタバレがあるらしいですよ。怖いですね~。

 

私は、地球というくくりの中で、様々に発達した科学の世界というタイプのSFを見てきました。しかし、今回はスケールが違います。宇宙ですよ、宇宙。今、ふっと思い出したけど惑星ソラリスとか2001年宇宙の旅とかも見たな…。別にそんな驚くほどのものでもなかったのか…。まあでも、地球から火星、水星、果てにはタイタンというこれほど動きの大きいものは見たことなかったと思います。ラムファードが最初に予言しちゃうもんだから、その通りに物語も進んでいくんですけど、不思議と違和感なく読めちゃいましたね。さすがに、本の中で物語のネタバレしてくるとは思わなかった。この予言すらも利用されてたと思うと、ラムファードにも同情したくなりますね。あと、本の冒頭で、この物語はフィクションではないなんて嘘をあまりにも堂々と書くものだから、著書とか出てくる度検索したよね。やってくれたなって感じですよ。

 

個人的に、水星のエピソードが好きでした。ハーモニウムとボアズの共生関係がね、非常に心にきますね。私も、あんな風に一生勘違いしながら無償の愛を誰かに授けてみたいものです(うそ)。ハーモニウムは、音楽を大層好む生物なので、もし実在するなら飼ってみたいですね。飽きるほど平沢進の曲を聴かせます。あと、ゲームのBGM。ヒラサワの曲を聞かせたら破裂するかもしれません。

ラムファードの立ち上げた宗教も結構面白かった。あらゆる視点を獲得したラムファードだからこそ考え得る思想だし、単純に争わないというのもいいですね。ただ、彼を上回る上位存在がいることが作中で明示されてしまったので、無関心の神の宗教はそれほど強い効力は持てないでしょう。この発想自体は好きです。

他に印象深いエピソードといえば、タイタンのサロですね。掟を破ってメッセージを見せようとするところとか、作中で一番人間らしくて好き。サロに関しては、また後で触れます。

 

主人公を世界一の富豪にするとは思わなかった。そんな設定で物語が動くのかと。動きましたね。距離の単位をKmから光年に移すくらいには。マラカイ・コンスタントも、なかなかの被害者ですよね。地球で富豪ライフを楽しんでたら、火星で記憶を取られて頭にアンテナを埋め込まれる人生って何? あげくには、タイタンまで飛ばされるとかいう。本人の振る舞いに多少の難はありますけど、こんな仕打ち受けるほどのものではないですよ。ちゃんと自分が豚だって自覚できるいい子なんです。火星で番わされるっていうから、火星でめちゃくちゃな扱いを受けるんだろうな(受けた)と思ってたのですが、わりと自分から行ってましたね。コンスタントに限ったことじゃないですけど、記憶取られてから地球に帰ってきた人、性格変わりすぎじゃないですか。やっぱり記憶は、その人を形成する重要な要素なんでしょうね。

ラムファードさん、自分好きすぎてあらゆるものに自分の名前つけちゃうの可愛い。時間等曲率漏斗に飛び込んだことであらゆる視点を得たにも関わらず、妻のビアトリスと上手くいかなかったり、サロとの会話であからさまに不機嫌になったり、人間らしさが詰まってていいキャラしてますよね。彼ほどの存在になっても、トラルファマドール星の機械に利用されていたと知って憤慨していたのはちょっと驚きましたね。あのレベルなら、ああそうだったのかと済ませると思っていました。そういうとこも含めて、やはり人間なんだなと感じさせてくれるラムファードさんいいよね。「単時点的な意味において、さようなら」は、作中屈指の名言だと思います。使ってみて~! 私の遺書に書いておきますね。

ビアトリスは、作中で結構不思議な立ち位置ですよね。一応、一応コンスタントの妻になるわけですけど、そんなにヒロイン感もないし。そもそも、この作品にはヒロインなど存在しないのでは? コンスタントに対しては、記憶あるなしに関わらず、冷ややかな目線で見てる期間が長いからかも。タイタンで暮らしてるときも、そんなに仲良さそうには見えなかった。ただ、異常なまでの潔癖はよろしくないから、息子と一緒にタイタンに行けは可哀想ですよ。寝取られるとわかっていても、ラムファードさん的にはムッとしたんでしょうね。演説の時、そんなに言うかってくらい非難してたなあ。

クロノは、その名前と生まれた経緯から何かしらありそうだと思ってたのに、お守りが壊れた宇宙船の修理パーツだったってことくらいしか特徴的なエピソードがない…。あ、火星でお父さんのアンクを泣かせたこともまあまあ特徴的なので挙げておきましょう。結局、名前の由来って語られたかなあ。覚えてないだけかも。タイタンに行ったら、狼少年みたいに鳥に弟子入りしちゃうし。若いうちから人間の文明に触れずに育ったら、自然と融合したがるもんなんでしょうか。怒りを秘めた少年だったことから、野性的本能が強く出るタイプだったのかもしれませんね。だから、タイタンつぐみと交流できたのだと思います。

ラムファードと並んで好きなのが、サロです。名前こそちょいちょい出てたけど、実際に登場するのは後半です。それなのに、サロはとても印象深いキャラクターです。目が3個、足も3個とか書いてるから、土星人かなにかだと思ってたら、まさかの機械。でも、機械だったからこそ、感情の豊かさがより深く伝わってきます。ラムファードの機嫌を少しでも損ねまいとしてるのに、足の音をどうしても鳴らしてしまうとことか可愛いですよね~。サロがいたことで、飄々としていたラムファードの人間らしいところも引き出されたし、そういう意味においても欠かせないキャラの一人と言えます。上記したけど、ずっと長い間破らなかった掟を愛のために破り、メッセージを伝えにいくところとか完全にヒロインじゃないですか。もしくは、主人公。コンスタントを地球に連れていくときに催眠をかけてあげるところも、優しさに溢れてて好き。とにかく健気で可愛いんだよな。サロ…幸せになってくれ…。

 

この本の感想を一言でいうなら、面白い!これに尽きる。これぞSFって感じの作品だと思いました。読んでよかった~。P-MODELの「時間等曲率漏斗館へようこそ」という曲の元ネタだと聞いたので、読後に改めて聴いてみたんですけど、やっぱり歌詞は分かりませんでした。捻出するクロノなチップは、っぽいなあってくらいです。まだ、参考資料を集めきれていないのかもしれませんね。

もし、運命が決まっていたらどう思うかに対する回答をしていませんでしたね。すっかり忘れてた。私の答えは、単純明快。それはそれで面白い。これです。ネタバレされても大丈夫な性質だし、全く不規則、不合理に見える人間の行動が実はパターン化されていたとか面白くないですか。別に望んでもない命なので(決して悪い意味ではない)、運命が決まっていて、それが告げられたとしても、私の生きる意味や価値が無くなるというようなことは起きないと思いますね。そもそも、人間の生きる意味や価値なんぞ存在しないでしょうけど。まあ、そういうことです。運命も大したものではありません。

これも例に漏れずエスから薦められた本なんですけど、本を返すときにあえて読んでないを選択したら、本の概要をさらっと説明されただけで終わってしまいました。悲しい…。読み終わってからの問答が楽しみだったのに…。また、本の名前が上がることを期待して、新しい本を選びました。円城塔Self-Reference ENGINEです。名前は、聞いたことあるのですが、読んだことはないので楽しみですね。そういえば、エスはどうしてSFしか薦めて来ないんだろうと思っていたら、ハヤカワ文庫とのコラボでSF作品を提供してるからなんですね。SFは好きな方なので、どんどん薦めてもらえればと思います。

 

長い! これまでのブログ記事で最長になってしまいました。現段階で、3299文字ですか。数字打つ度に増えるから正確に数えられないじゃないか!  途中で書き足したので分からなくなってしまいました。とにかく、いつも以上の文章量になってます。原稿用紙10枚分くらいありますね。昔は、読書感想文の原稿用紙2枚が死ぬほど大変だったのに、今ではこんなになるまで…。まあ、形式ばったものじゃないし、推敲もせずにずらずら書いてるだけだから大した文章じゃないけどね。こうやってコンテンツに触れて思ったことや考えたことを吐き出せるのは、なかなか面白いことだと思います。これからも続けていきたいし、皆さんにもおすすめしたいですね。

これ書いてるの深夜の2時ですよ。死ぬほど眠いですね。それでは、単時点的な意味において、おやすみなさい。

 

今日のご飯 ヒレカツ定食

削られる響き

おはようございます。夜に鳴いてるのは誰? 何の虫だろう。

 

朝っぱらから歯医者に行ってきました。歯磨きチェックでピンクのお姉さんが私の歯をゴシゴシと磨いてくれるのですが、これがまた地味に痛いんですよね。私の力加減は、結構弱い方なんです。筆圧も弱い。3Bを使っても薄いと言われる程度には弱いです。お姉さんは、おそらくHBの鉛筆でも濃く書ける筆圧の持ち主だと思われます。あと、歯石取りの表面麻酔って効果あるんですか。普通に痛いのだが。口って自分の意思で動かす部位だから、その分痛みを意識しやすいのかな。それとも、単純に粘膜だから痛いだけか。痛みの伴わない治療が受けられる日は来ることを願うばかり。

 

歯医者に行くだけで午前中が消えちゃいました。午後は、耳コピをして過ごすことに。今日の作業で、曲の全体がある程度コピーできました。次からは、細かいところの調整がメインになってくると思います。コピーしてる曲はゲームの曲なんですけど、私がコピったやつと音圧や空間処理っていうのかな、それらが全然違いますね。同じようにコピーしたのを並べてるはずなのに、音と音の隙間があるんです。本家は、しっかり音が詰まってるというか、全部ひっくるめて一つに聞こえます。私のは、もうてんでバラバラ。バラバラのいい例えが思いつかなかった。とにかく、音はあるけど曲にはなってないって感じ。何が違うんだろう。ミックスってやつですかね。いや、音が足りないのかも。分かんないな~。DTM何も分からん。また、そこらへんも調べるかな。

 

終わり方に困る内容になってしまった。こういう内容がバラバラだとタイトルも決めにくいんだよな。まあ、40秒後の自分がそれっぽいやつを考えるでしょう。それでは、さようなら。

 

今日のご飯 マックポークセット(ポテトのMが意外と容量あってビビった)