会然TREK 2K20▼02 大阪公演1日目 感想!

おはようございます。ライブだーー!!!!!

 

会然TREK2K20▼02 大阪公演2月22日

皆さんもちろん見ましたね。非常に素晴らしいライブでした。フジロック以来の平沢進+会人を浴びることができて感無量でございます。諸事情により現地に行くことができず、宅オでの参加になりましたが、ライブの興奮や感動は生にも劣りませんね。後で見返して一人ニヤニヤするため、ここに感想を残しておきます。ライブの情報量が多すぎて、私の脳では保存しきれないので。

 

電光浴-再始動 (再起動でした ゆるして)

初っ端から謎の光景。どうしてセグウェイに乗ってるの? なぜ会人の頭がバーコードに? ギター持ったおじいちゃんもセグウェイに乗ってくるの? すでに何も分からない。これまで散々意味の分からない光景を目にしてきたけど、今回はレベルが違います。

真正面に見えるはテスラコイル。音が鳴るたび緑色のレーザーが当たっています。テスラコイルは際立った変化が無くて安心。テスラを鳴らすレバーみたいなのは見たことないけど…。会人が演奏していると、おもむろにセグウェイでフェードインしてくるヒラサワ。しかもめちゃくちゃ美声。シュールすぎる。 現地で見た人めっちゃビックリしてそう。あの衣装はなんだろう。全く関連はないけど、Hideのジャージを思い出しました。毎度毎度、よく分からない衣装着てますね。

電光浴は再始動(再起動 情けなさすぎるのであえて残してます…)第6フォルマント仕様でした。テスラコイルが加わるだけで結構印象が変わりますね~。出囃子もかなり落ち着いています。スタンディングと比べると座席指定は落ち着いたイメージ。声も出てて、これからの曲に期待がかかります。ヒラサワがギター弾いてる時にじんわり回転してるの好き。

 

世界タービン

テスラコイルの代わりにレーザーハープが会場入り。スタッフの皆さんも覆面をされていましたね。ますます怪しい集団になっちまうよ。

まさか、電光浴から世界タービンにつながるとは思ってもみませんでした。宅オの待機画面に渦のようなマークがあったから、こりゃ世界タービン来るぞなんて思ってたら本当に来るとは…。 もう30年前の曲なんですって奥さん。だというのに、平沢ソロの中では知名度の高い方ですからね。 昔と変わらぬ歌声に圧倒されるばかりでした…。時空歪んでるのかな? でも、タービンが回ってるから大丈夫! せっ…(残響)

 

Caraban

タービンを回しすぎたのか、ブレーキをかけるように歌われたCaraban。この曲、全体的にゆるやかな印象を受けますが、ロングトーンがめちゃキツイので、私なら世界タービンの後に歌おうとは思いませんね。だというのに、あっさり歌いこなしてるから恐れ入るばかり。おじいちゃんの体力どうなってるんだ。

 

RIDE THE BLUE RIMBO

これまた懐かしい選曲。淡々と降る~の低音やばすぎる。めっちゃかっこよかったなあ。ここらへんから魚眼無効カメラがちょくちょく現れてはBlue Limboになって帰っていきます。カメラの調子がとても悪いのか、時間が経つごとにブルスクになる頻度が増えててましたね。これもテクノということでしょう。

 

狙撃手

イントロのギターがかっこいい~。狙撃手といえば、だらんとした色気のあるギターですね。歌い出しを掴みそこねるヒラサワ。二番もうまくいってなくて若干心配でしたが、なんてことはありません。こういう人間アピールもライブの特権です。そういえば、口笛吹き~のところで口笛のような音がよく聞こえました。アルバムの方だと、そんなに気にするような音じゃなかったから、結構印象深いですね。

 

祖父なる風

今回のライブで一番、歌詞が飛びまくったであろう曲でした。ヒラサワも「これ久しぶりだな~」とか思いつつ歌ってそう。おじいちゃん歌詞確認して…。確かにこの曲、歌詞が混ざりやすいんですよね。サビはいつも通りの歌唱で感服しました。

会人66594428と会人93317543の動と静って感じの姿勢好き。顔が見えない方がコミカルに見えるのって何でだろうね。

 

デューン

最初聞いた時、プラネットイーグルかヴァーチュアル・ラビットかなと予想していたのですが、全く違いました。今聞きなおすと、がっつりデューンですね。聞いたことあるのに分からないこの感じは、まさにライブならではといったところですね。もっと耳の修行をすれば、一瞬で特定できるようになるかな。

還弦っぽいアレンジ。英語も何か変わってる。Don't Believe It ×2, No, Don't No って聞こえたんですけど、どうでしょう。ここが変わってることにも何か意味がありそうですね…。多分、メモカに入るとしたらこの曲じゃないでしょうか。まあ、私が聞きたいだけですけど。アコギの写真をツイッターに上げてるから、金星とか夢見る機械あたりだと思ってました。まさか、デューンとは…。やっぱり、PHONON2555みたいな雰囲気ありますよね今回。

自分の中で、今までデューンは不気味なイメージが強かったのに、今日のは不思議と綺麗に聞こえましたね。影だけ見える会人とヒラサワという構図も合わさり、非常に美しい光景でありました。照明の色も雰囲気に合っててよかった~。会場で聞いたら心地よすぎて眠くなっちゃうかもしれない。

 

異種を誇る「時」

セグウェイに乗ってうろうろする会人。前後しながら互い違いにパッドを叩いているその姿は、宇宙人の交信のような、何かを呼ぶ儀式のようでしたね。なんだあれ。絵面が面白すぎる。

リズムが独特で、異種を~の入りに苦戦するヒラサワ。アルバムと比べると、秒針が気持ち早く聞こえました。こんな難しい歌だったのかと再認識。デューンから異種を誇る「時」の流れ、かなり綺麗だけど油断すると魂が抜けそうです。

 

生まれなかった都市

個人的にライブでよく聞く曲。第9曼荼羅の印象が強いのかな。会人の手刀が文字通り光っておりました。会人9の愚直な、あるいはぶっきらぼうにも見える手の下ろし方とは対照的に、会人6の曲に乗った軽やかな手さばきが印象深いですね。サビはヒラサワと同じ動きをしてるのも好き。この曲も慣れてるのか全体的に安定していて、サビの高音も最高でした。

 

パレード

会人の掛け合いが可愛かった。二人が元気よく両手を上げてる後ろで、ちょろんとレーザーを弾くヒラサワも見どころ。会人が掛け合いをしている時、これはナースカフェだな~と思っていたのに、またもや予想が外れました。フジロックで怪しい雰囲気を醸し出していたので、今回もそういうパターンだろうと思っていたのですが、全くそんなことは無かった。というか、パレードでああいう遊びのようなことをしているのは何故でしょうね。ただの演出かな。

 

庭師KING

この感じ…さてはナースカフェだな? と確信を得ていたのですが、これも違いました。どれだけナースカフェ聞きたいのか。まさか、こんな繋ぎをしてくるとは思わなかったよね。相変わらず、へ~いやい~の美しいこと。会人の哀愁漂うギターがフジロックを思い出させます。うろうろ会人。というか、フジロックもこんな感じだったような気がするなあ。

この曲は確かヒラサワにとって歌いやすいみたいなことをどこかで見かけたことがあります。それか単に声の調子が出てきたのかどうかは分かりませんが、アンコールを除くと一番まとまっていて綺麗な歌声でした。

 

現象の華の秘密

これは何となく、現象の華の秘密だろうと思いました。やっぱり、弦といったらあれだろうというところありますからね。思ったんですけど、会人の頭、どうやって視界を確保してるんでしょうか。今まで以上に視界が予想できない。スーツに弦楽器は映えるけど、バーコード頭のおかげで何とも不思議な光景です。でも、異形頭好きはきっと刺さるでしょう。私だってそう。

この歌い慣れてる感じ、めちゃくちゃ安心する。曲によって歌詞や音程がちょくちょく違う時があるので。お…おじいちゃん…! って気持ちになったりならなかったりしよう。

 

Σ星のシダ

この曲かっこよすぎる。ほんとすき。ただ、ヒラサワの息が辛そうで心配になってしまった。ヒラサワの曲ってどこで息吸うか分からないの多くて、これもそのうちの一つです。サビがほんとにキツそうでしたが、見事歌いきっていて感動。息が足りなくてファルセット気味になるところがちょいちょいあったけど、それも綺麗な声出ててたまげました。時間が押してたのもあって、休む時間も少なかったから、疲れがたまってたのかな。

麗しの君の元へ~の部分、どういう声の使い方をしてるんだろう。高いけど低くて太いとかいう、よく分からない音が聞こえてきます。分からないけど、ここがめっちゃ好きなんですよね。かっこいい~。

 

アディオス

罵詈喝ではなかった。ノーマルアディオス。やはり、第9曼荼羅限定のバージョンだったのかな。アディオスの罵詈喝采 罵詈喝采のとこ、永遠に音聞き取れる気がしない。難しい歌ばっかり歌いますね、このおじいちゃんは。サビ前が苦しそうな分、ロングトーンが男性的なストロングになりがち。それにあわせてくねくねと頭を動かす会人の動きを見よ。何か、サビのエコーがかかりまくってる気がするけど、こんなもんだったかなあ。

アディオスもすっかりライブ定番曲って感じですね(古参面)。私は、第9曼荼羅から入ったので新参もいいとこですが…。

 

救済の技法

来るとは思わなかった。フジロックで救済詐欺をしたと思ったら、こっちにいたのか。そこまで自分を追い込まなくても…というくらいしんどい曲が詰め込まれてますね。しかし、高音も最高に出てて最高でした(?)

救済の技法ってこんなにも赤の照明が似合うんですね。やっぱり、アルバムの赤棒を思い出すからかな。アルバムつながりでいうと、てっきりTOWN-0 PHASE-5も一緒にやるもんだと思ってました。片方入ってたら、もう片方もついてくるようなイメージだったのですが、別にそんなことは無かった。サビのブンって音が聞こえそうなレーザーハープ捌きを見よ。

 

QUIT

意外。来るとは思わなかったシリーズ第二弾。エンディングでQUITが流れるのは、PHONON2550以来かな? もしかしたら違うかも。この曲も個人的に怖いイメージがあったけど、今聞くとそうでもないですね。間奏とそれの繰り返しが最後にあるわけですけど(文章力無くて伝わる気がしない)、あそこかっこよくて好き。曲の解釈とはまだ調べられてないんですけど、航海に出る船を見るような、砂漠で夕陽を眺め続けるような感じがいいですよね。自分の解釈で同意を求めないように。

この曲の終盤に流れる笑い声(アルバムの方、ライブでは流れなかった)は、勝田久さんの声だったそうですね。21日に亡くなられたらしく、その翌日にこの曲を演奏したのは何かしらの巡り合わせを感じますね。

会人のテスラコイルに一礼して、空を掴むような仕草はなんだったんだろう。あれはほんとに謎。誰か考察してください。あ、それと舞台から三人がはけて、ひたすらテスラコイルが動き続けてるのもいい。ほんとに終わったなという実感が湧いてきます。

 

MC

声が小さい!! お疲れだと思いますが、あまりに声小さくて音量めちゃくちゃ上げましたよ。その結果、次の曲で鼓膜吹き飛びそうになった。会人の数字をいちいち言うのがめんどくさくなって、だんだん適当になるの好き。会人93317543がちょっと困ってて可愛かったですね。

 

夢の島思念公園(アンコール)

!!!!!!????????!!!!?!!

まさかこの曲をライブでやるとは思わなかった最新号。あんな雑なMCからぶっこみすぎなんじゃ。そもそも、夢の島思念公園自体、ライブでやるのは初めてのはず。いったい、どういうことなの…? とりあえず、ライブのライヨラもめちゃくちゃ美声だったことだけは確か。アンコールだっていうのに声の調子も最高で笑った。やっぱり、休むのって大事なんですね。もうほんとに驚き以外の何物でもないよ。絶対、この曲はやらないと思ってた。これ現地に行ってたら失神してたかもわからんね。嬉しいけど、どうしてこの曲をやるようになったのか…。次回のBSPを待て!

 

Wi-SiWi(アンコール)

最後にこれか~! これは幸い。ホログラムを登る男の曲はアンコールに使いやすいのかな。回路OFF 回路ONとかもアンコールによく使われるしね。わいさぁいわぁぁぁぁぁぁあああああああい!!!!の男性的なストロングさ好き。これとかアヴァター・アローンとかで使われる紫の照明がいいですよね~。いや~かっこいい。

 

総評

最高! それ以外に言う事はない。

 

久々の平沢進+会人、染み渡りました。いいですね。明日も同じくらいのクオリティー、あるいはそれ以上のライブが見られるなんて信じられません。逸る気持ちを抑えつつ、明日のための英気を養うことにしましょう。それでは、またこんど!

 

今日のご飯 豚肉野菜炒め