HARDCORE 血しぶき! 臨場感!

おはようございます。睡眠時間がどんどん増えてる。

 

新年一発目の映画を見ましたよ。やっぱりね、年の初めは気楽に見れて楽しいアクションがいいですよね~。そんなわけで私が選んだのは、HARDCOREという映画です。一人称視点の臨場感溢れるアクションでとても面白かったっすよ~。ちょっとグロいところがあったり、カメラの揺れが激しかったりで人を選びそうな作品でもあります。それじゃ、今から感想書いていくので、ネタバレに気を付けてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

この作品は、HUD(画面に映るステータス、体力バーとかそんなやつ)を消したFPSと言っても過言ではないでしょう。それくらい寄せてるのが伝わってくる。ろくにFPSをしない私ですら、そういう雰囲気を感じ取れるので、FPSプレイヤーならもっと楽しく見れるのではないでしょうか。

 

いきなり目を覚ましたかと思えば、美女が傍にいるってのがもう面白い。無駄にセクシー。とりあえずの状況説明と同時に襲撃されがち。主人公を助ける主要人物っぽいやつらが速攻で死にがち。敵のボス、意味不明の能力使いがち。序盤、とりあえず逃がされがち。ここらへんのテンプレっぽい流れがすごくいいですよね。経験してない人間すら、あるあるってなっちゃうやつ。FPSってどうして序盤に逃がそうとするんでしょうね。まあでも、今回みたいに敵のボスらしきやつから逃げることで、こいつをいつか殺すぞ! って気持ちが高まるから良いのです。倒すべき敵がはっきりしてるのは、モチベ向上につながるので全然あり。

 

何とか敵から逃げおおせたかと思ったのも束の間、着地に失敗するあたりも最高。こういう時に、まともな着地ができるとこ見たこと無い。しかも、逃げた先で速攻敵に遭遇するのもよくある。さすがにいくらなんでも敵の手際が良すぎますよね。これに関しては、映像モニターか何かを埋め込まれてたっていう説明があったなあ。今、書いてて思い出したけど、やたら敵が湧いてくる説明としては充分納得ができますね。なんて都合がいい!

一人称のアクションというのを加味しても視点が動きすぎてるので、気分が悪くなりそうな映像がだんだん増えていきます。私は、こういう類の映像には強いようで、何ともなかったですね。3D酔いとかしたこと…あった。グラビティデイズの初回プレイだけ、気分が悪くなったことがあります。吐き気はなかったから、酔いでは無かったのかな。まあ、画面がちょっとグルグルする程度なら耐えられるって感じです。それにしても、動きの激しい映像が多かったなあ。特に、近接戦闘はカメラが動きまくって何してるか分からない時がありました。あれ、ちょっともったいない気もするなあ。もうちょっとカメラ引いてくれ~って思ったよね。

あと、一人称だからこそなのか、全体的に戦闘がグロくなりがち。どうせ、銃で人殺しまくってんだからいいだろと言わんばかりの血、傷、断面。映像では、血がいっぱい飛び交ってましたけど、意外と気になりませんね。こういう攻撃をしたら、こういう状態になりますよっていうくらいのものなんでしょうね。とはいえ、無駄にグロい攻撃やりすぎな気がするけど。戦わなければならないって状況だと、怖いとかグロいとかは二の次になっちゃいますよね。これは、ブラッドボーンで経験しました。今思えば、OPでマネキン? を撃ったり刺したりしてるのは、この映画はこういう感じやぞって警告だったんだなあ。

 

ある程度戦闘をこなすと、逃がしてくれる協力者登場しがち。全編映像なのに、ジミーが出るところがイベントシーンに見えるのは私だけではないはず。ちゃんとステージをプレイするシーンとイベントシーンで区切られてる感もいい。

協力者なのに、あまりにもあっけなく死ぬのはちょっと驚きました。とはいえ、すぐに新しいジミーが出てくるので、おそらくサイボーグかクローンだろうとすぐ予想がつきます。ジミーは、チュートリアル要員兼ストーリーを進めてくれる重要NPCでしたね。彼がいなかったら、エイカンまで辿りつくことはできなかったでしょう。大佐が手榴弾の使い方を教えてくれるの、あまりにもチュートリアルだった。というか、全体的にジミー周りが面白すぎる。ギリースーツでそのままビルに入るやつがどこにいるんだよ。ジミーと仲たがいしても、ビンタ一発で和解するし、最後は何か良い感じに達成感を味わって死んでいくし。ついでに主人公の謎も解いてくれる。あまりにも役割が多すぎますよね。クローンの設定がこんなに便利だとは思わなかった。クローンを操って、ヘンリーと共闘するシーンは熱くて好き。

 

イカンビル(正式名称知らない)のラストダンジョン感も非常に良い。やっぱ、ビルってラスダンに向いてますよね。どこぞのタワーも爆破されたり、ヤクザに占拠されたりしてるけど、皆ここラスダンだよな…って雰囲気を感じ取ってるのかな。火炎放射男や巨漢の中ボス感たるや。もう最高ですよ。序盤に倒せなかった敵を倒すの良いよね。

主人公と同じように、名前以外同じストーリーをたどっていくサイボーグ兵士たちってまんまゲームのプレイヤーですよね。マルチというよりはシングル寄りのプレイヤーかな。

死闘を繰り広げて、体力も残りわずか…という時に回復アイテムを見つけるのも最高にゲームしてていい。龍が如くの劇場版すら同じ演出があるくらいだから、ゲームの実写あるあるなのかも。あっちはスタミナン飲んでたけど、こっちはアドレナリンぶっ刺しだから、まだ元気になってる感じありますね。今、龍が如くの劇場版作ったら、牛丼の弁当丸呑みして回復してそう。

 

結局、エイカンの能力は何だったんだ。全く説明が無いまま倒されたから分からなかった。雰囲気的に重力操る系だと思うんですが、普通に接近を許して指裂かれてるし。もう何も分からない。多分、あそこらへんはQTEだったんでしょうね。イベントシーンだと敵を攻撃できるみたいなとこある。ムービー銃しかり。私は、そういう認識であの場面を見ていました。目に生気が無くなるまで殺れというアドバイスを受けて、頭真っ二つにするの笑った。明らかにやりすぎなんだよな。

エステルがヘリから落ちそうになった時、字幕だと「素直になって」みたいなこと言ってたけど、自分の良心に従えみたいな意味だったのかな。散々裏切っておいて命乞いするやつにかける良心をヘンリーは持っていなかった…。悪いやつは全員皆殺しできて最高! 終わり! って感じで即エンディングに飛ぶの、余韻も何もなくて笑うしかない。エンディング中のジミーのセリフが、続編作ろうと思えば作りますよ感出してて最高っす。多分、この映画で続編作ることはなさそうだけど、そういうセリフがあるのいいよね~。

 

もう最高の映画でした。勢いしかない。FPSのオマージュがこれでもかと詰め込まれてるし、作りがほんとにゲームらしさ全開で楽しめました。ちょうどピザ食べながら見たのも、雰囲気があってよかった。あえて、デリバリー頼んだのは正解だったな。これを映画館の大きいスクリーンで見れたら、もっと面白く感じただろうに。気になるアクション映画は、やっぱり映画館で見るべきですね。

新年一発目で見る映画として、これほど素晴らしいものはないでしょう。楽しい映画でした。これから一年、良い滑り出しが期待できそうです。一年とかいいながら、もう一月終わりそうだけど…。とにかく、これからもどんどん映画を見ていきますよ。今日は、この楽しい気持ちのまま寝ようと思います。それでは、おやすみなさい!

 

今日のご飯 ピザ