仮面ライダージオウ Over Quartzer 感想(ネタバレ)

おはようございます。 夏の夕暮れの過ぎ去ってる感好き。

 

お盆前にどうしても見ておきたい映画があり、急遽、急遽というほどでもないですが、見に行って参りました。その名も仮面ライダージオウ Over Quartzer。これまでの映画の感想はどれも洋画の名作とかばっかりだったけど、邦画も見ないわけじゃないんです。ただ、あんまり積極的に見たい邦画が見つからないだけ。仮面ライダーの映画は、盆明けくらいに見ようかと思ってましたが、お盆を過ぎたら上映してるか怪しいぞと忠告を受け、慌てて映画館に駆け付けたというわけです。映画を見たという報告は、ネタバレがあるということを示します。まだ上映中の映画なので見てない方はご注意ください。

夏休みだけあって、田舎の映画館でも結構混んでました。同じ時間帯にワンピースを上映してたのですが、ほとんどの客がワンピースに吸われていってましたね。ジオウの映画は、公開されてある程度経ってるから客入りも少なければ箱も小さかった。おかげで、変な位置に席を取ってしまいました。

 

さっさと本編の話に入れと言われそうですね。仮面ライダーと戦隊ヒーローは、大体ワンセットで劇場版になるので、必然的に騎士竜戦隊リュウソウジャーも見ることになります。申し訳ないことに、リュウソウジャー本編はほとんど見てないのですが、劇場版で見た感想をちょっとばかし話しておきます。

本編より気持ち長めの30分が持ち時間になっていることから、話のスケールに対してテンポの良さが尋常ではありません。地球存亡の危機が30分以内に解決してしまうとは…。しかも、時空を飛び越えて過去にタイムスリップもしてるのに、それも全てマルっと解決します。これにはなかなかビックリしちゃいました。

最近の巨大化戦闘は、なかなか動くもんですね。本編もこれくらい動くのか、それとも劇場版補正なのかは分かりませんが、過去の記憶以上に軽快な動きにもビックリ。通常の戦闘も、各キャラで動きが違うところが感じられていいですね。

悪役の見た目がシンプルに強そうで好印象。しかし、尺の都合で意志が弱すぎる…。そして改心も早い…! 隕石が来るからってやけになってたのかな。ヴァルマの攻撃がカッコいいの多くて良かった。特に、地面に雷バチバチさせるやつは見た目がいい。先制攻撃とかに使ってたけど、あれ全く当たってなかったね。

戦隊シリーズといえば、名乗りです。初めて、リュウソウジャーの名乗りを見たわけですが、いや~カッコいい。詳しくは知りませんが、騎士に名乗りがハマってて最高。腰に手を当てて、剣を構えるのも人数がいるから映えます。

映画と関係ないんですけどびっくりしたことがあって、エンディングで映画を見てた子供が踊りだしたんですよ! あれ実在したんですね。都市伝説だと思ってました。場内は人も少なかったので、親もあんまり強くは止めなかったようです。マジで踊ってる…と思って、私は一人、感動に打ち震えておりました。

 

さて、Over Quartzerの感想に移ります。ジオウの方は本編を見てます。本当は、本編終わってから本作を見たかったですけど、ファミリー受けのことを考えると夏になっちゃうよね。 

本編でやらなかったドライブ編だと思ったら別にそうでもなかった。でも、剛の変身が見れたのはよかったな~。マッハかっこいいですよね~。初対面の相手にも頭下げて協力を請う剛の人の好さよ。クリム・スタインベルト役のクリス・ペプラー明智光秀の子孫だから、戦国時代なんじゃないかという風の噂で聞いたけど、明智光秀は出てこなかったなあ。織田信長が結構ノリの軽いキャラになってるのは、自分たちが勝手にイメージを作り上げてるからだっていう解釈は大いにありですね。だからって、現代で女体化させられたり、ゲームの敵キャラにされたりと大変なことになってるのは信長公的にどうなんでしょう。タイムスリップしたら聞いてみたい。あと、牛三が妙にやかましいのは忍びとのギャップを狙ってるってことでいいんですかね。もっと静かにせぬか! と思う時が何回かありました。

 

中盤くらいでクォーツァーが出てきて、ソウゴとの対立が表面化します。「お前たちの平成って…醜くないか?」のセリフを聞いた時、無駄にテンションが上がってしまった。このセリフ面白くないですか。何故か分からないけどめちゃくちゃ好きなんですよね。

バールクス、ゾンジス、ザモナスの三人は、過去作のライダーがモチーフになってるのは何となく分かってましたが、地味にバールクスの元ネタが映画を見るまで分からなかったという。金の裏に隠された深緑の装甲と、光輝くリボルケインを見ればBLACK RXだと気付けたはずなのに…悔しい。意外とバールクスって名前がピンとこなかった。ゾンジスは、JとZOと真かな。脱いだあとのゾンジスは、真っぽさが増してる感じがしました。ザモナスは、まあアマゾンズですよね。見た目は、いろいろ混ざってるけど名前がやたら分かりやすい。アマゾンズも見ないとな~。

過去作のライダーを見てないのがほとんど(BLACK RXは全部見た)なので、どのアクションが再現されてるのかあんまり分からなくて力の無さを思い知らされました。俺は無力だ…。なんとなく分かるのが、ザモナスの変身で火が広がるとこくらい。バールクスのリボルケインを突き刺すやつ見てあぁ~ってなってしまった。やっぱりバイオライダー強すぎますよね。しかも巨大化するのずる過ぎる。あんなに強くても映画上倒される運命にあるの悲しい。バリアを平成ライダーキックで蹴破って平成の字にするの面白すぎるでしょ。平成アンチおじさんが、平成を持ちながら倒れていく絵面ほんと好き。映画館だから笑うに笑えないし困った困った。そんな倒し方ある?

 

ソウゴがオーマジオウに諭されて王になる決意を確かめるシーンが良い。とにかく良い。過去の意思は嘘では欺けないってこういうことか…。オーマフォームもかっこいいし強いし最高です。本編では、オーマジオウどうなっちゃうんでしょうね。ゲイツもウォズも、結局ソウゴに感化されて王として認めたし、映画の世界線ではソウゴが最高最善の王として君臨し続けると思うと、オーマジオウも少しは救われるのかな。

 

仮面ノリダーが出てくるところは、驚きましたがなかなかいい役でしたね。本当の仮面ライダーじゃないからこそ、選ばれた仮面ライダーは頑張ろうみたいなことを言ってたっけな。他にも、仮面ライダーブレン、斬月カチドキアームズ、ゴライダーや仮面ライダーGまで出るとは思いもしませんでした。ブレンってあんな感じの戦い方だったんですね。めちゃくちゃ想像通りじゃん。あ、あと仮面ライダークウガの漫画が飛び出して攻撃するのは流石にビックリした。ああいうのもできるのか。個人的に、仮面ライダーGが出てきて嬉しかったですね。平成というくくりだけでここまでやるとは…。なかなかの大盤振る舞いでした。

 

映画冒頭とラストに出てきたゼロワンによって、改めて令和に変わるんだなって実感が湧いてきました。もう変わったんだけどね。まだ軽い感じの声だけど、ゼロワンも終盤になればドスの聞いた声出すようになるんだろうな…。フォームチェンジ? する時の、素体の顔が見えてるのが若干不気味だった。ほんとに仮面って感じの見た目してますよね。ゼロワンも楽しみです。

ラストに冬映画の告知で終わりと。あると思った。そう簡単にさっくり世代交代が完了するわけないのが仮面ライダーですからね。これもまた楽しみにしておきましょう。

 

長くなりましたが、これにて劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャー&仮面ライダージオウ の感想を終わります。夏映画ってこともあってか勢いのある作品でしたね。バールクスの平成掲げて倒れるの画像欲しすぎる。上映終わる前に見れてよかった。それじゃ、私は醜い平成の世を修正してきますので、さようなら。

 

今日のご飯 バターチキンカレー