ホラーショーな映画、時計じかけのオレンジ

おはようございます。電気つけたまま寝落ちしがち。

 

今日は、時計じかけのオレンジを見ました~。面白かったなあ。暴力や性行為の描写が多いと聞いていたので、ヒヤヒヤしながら視聴していました。しかし、昔の映画ということもあって、ご飯を食べながら見れる程度の表現でしたね。助かった。

最初のアジトの画がもうすごい。悪趣味がすぎる。それに、よく分からない言葉がいっぱい出てきてびっくり。ビディーるってなんだよ。字幕選んで失敗したかと思いましたが、ナッドサット語という言語らしいですね。ここらへんの説明が一切ないのでしばらく混乱していましたが、そういう作品なんだと思うと落ち着いて見れるようになりました。

 

本作の見どころといっちゃあれですけど、有名なシーンといえば「治療」ですよね。絵面だけ見たら拷問みたいに見えます。実質拷問みたいなもんだと思うけど。私も拘束されながら暴力映画を見せられて、しかもBGMが平沢進だったら発狂するかもしれません。好きな暴力や音楽を勝手に結び付けられたら、そりゃああもなるだろうって感じです。神父が言ってたけど、自ら選択することが大事なんでしょうね。その結果、政府の庇護を受け、暴力性すら回復してしまいましたが。

ひとくちに暴力っていっても色々種類があるんですねえ。作中だと純粋な暴力、復讐、大義の3つが挙げられるのではないでしょうか。「治療」もある意味暴力みたいなものだと思います。思えば、この作品ずっと暴力振るったり振るわれたりでしたね。因果応報といえばそれまでですが、好きな音楽を聞いて吐きそうになるのは流石に可哀想に思ったり思わなかったり。

 

善や悪というテーマは、とにかく説教臭くなりがちなイメージなんですけど、本作は全くそんなことなく見ることができました。独特の世界観、画、音楽が非常に良いのでそこまで考える隙を与えなかったという感じですね。今思えば、警鐘に溢れているような気がしますが。2時間超でそれらの要素を全部まとめあげるのはすごいですよね~。2001年宇宙の旅とか半分絵画みたいなもんですよ。これ言ったら映画通に殺されるかもしれない。いや、私は自分の意見を信じるぞ。思ったより暴力や性行為のシーンもさっぱりしていて見やすいと思うのですが、人には勧めにくいなあって思いました。いや~面白かった。第九を聴いて寝ます。

 

今日のご飯 クリームパスタ